コラム

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NPOがWebサイトで寄付を集めるにはどんなページを作ればいい?

非営利活動専門ホームページ制作・運用サービス「NPOWebider(ウェビダー)」を提供しているリタワークス株式会社は、非営利活動向けに寄付募集と支援者管理ツール「congrant(コングラント)」の提供も行っています。

 

そのサービスを利用している団体で、2019年5月に寄付があった団体の寄付募集ページと、ホームページを調べたところ、寄付がたくさん集まっている団体と、寄付があまり集まっていない団体とでは、どのような違いがあるのかが見えてきました。

 

今回のコラムでは「NPOはホームページを含むWebサイトで、どんなことに気をつけてページを作成したら、多くの寄付が集まるのか」について解説します!

 

目次

Webサイト・ホーページの閲覧数少なくてもたくさん寄付を集めている団体はある

Webサイト・ホーページの閲覧数少なくてもたくさん寄付を集めている団体はある

2019年5月の1ヶ月間に、コングラントを通じて集まった団体ごとの寄付金額は、おおよそ5万円から6万円が多くありました。この中央値から外れている8万円以上の寄付を受け取った団体を「寄付が多い団体」。反対に、1000円以下の寄付を受け取った団体を「寄付が少ない団体」と仮定しました。

 

そして、寄付が多いあるいは少ない団体の作成している寄付募集ページの閲覧数(=PV数)を調査したところ、閲覧数がずば抜けている団体が最も高い金額の寄付を集めているかというと、そうではありませんでした。

 

百数回しかページが見られていないのに、何十万円の寄付を集めている団体もいれば、500回以上見られていても寄付が少ない分類になる団体もありました。

 

そこで、ページ閲覧数ではなく、寄付をたくさん集めている団体のページ内容を調査するとある「共通して記載されている情報」があることが分かりました。

 

どんな情報を掲載すれば寄付してもらえるのか

寄付をたくさん集めている団体は、どんな情報を寄付募集ページに記載しているのでしょうか。寄付が多い団体が寄付募集ページに記載していることが多かった情報は次の2つです。

 

①過去の実績など、事業内容について

②何にいくら使うのかなど、寄付金の使用用途について

 

①事業内容について

「どんな背景を持ち」

「メンバーはどんな想いで」

「どんな活動をしているのか」

 

いわば団体のもつ物語と活動内容です。

 

コングラントで公開されている寄付募集ページのうち、反響の大きいページを一部紹介します。使っているシステムはコングラントですが、ホームページに寄付についてのページを持っている団体様は、内容の参考にしてみてください。

 

NPO法人キープ・ママ・スマイリング 様

NPO法人キープ・ママ・スマイリング 様

病児や発達に困難のある子どもを育てる母親を応援している団体です。

自分たちが感じる社会の問題に対して、どのようなアプローチをしているのかが具体的に記されています。

また、代表のメッセージも記載されているため、親近感を持つことができます。

 

NPO法人 i-care kids京都 様

NPO法人 i-care kids京都 様

人工呼吸器や経管栄養など医療的ケアを必要とする子どもたちや家族への活動を行っている団体です。

今回の調査で寄付が多かった団体が載せている事業内容は、過去の実績を紹介する形で記載されることが多くありました。しかし、i-care kids京都さまは2019年1月に設立されたばかりの団体様です。

そこで、自分たちが取り組む活動の社会的背景について丁寧に説明されています。そして、どんなことを大事にして、どんなことに取り組んでいくのか…と続けておられます。

 

②寄付金の使用用途について

クラウドファンディングでは目標金額ありきでプロジェクトを立ち上げるので、何にいくら使うのかが明記されています。

 

一方で長期的に集める寄付や会費の依頼ページでは、「活動への応援を」とざっくりとした説明になってしまいがちです。

 

そこで、最低限「集まった寄付は何に使うのか」を記載すると信頼感が高まります。

こちらも参考になる事例をご紹介します。

 

泉北のまちと暮らしを考える財団設立準備室 様

泉北のまちと暮らしを考える財団設立準備室 様

泉北高速鉄道沿線のまちと暮らしを共に考え⽀えていきたい、泉北のまちをよくしたいと思っている方たちの思いを形にするための財団法人を立ち上げようする団体です。

イラストを使って分かりやすく「なぜ集めるのか」「集まったお金はどう使うのか」を説明されています。

 

公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金 様

公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金 様

小児がんをはじめとした医療的ケアが必要な子ども・若年成人と家族のための施設を運営している団体です。

目標金額が決まっていなかったり、継続的なプロジェクトで、どの項目にいくらの寄付を使うのかを明示しづらいときには、チャイケモさんのような書き方を参考にされてはいかがでしょうか。

 

【大事!】どこから寄付をすればいいのかを分かりやすくする

寄付を依頼するページを作成したら、必ずトップページに寄付募集ページへ移動するためのリンクボタンを設置しましょう。今回の調査で寄付が多かった団体のほとんどが実践していました。


寄付依頼はSNSや口コミで行うことが多いという団体は見落としがちですが、団体を知った方が詳しく知ろうとして見るのはまずホームページです。そのときに興味を持った方を取り逃すのはもったいないです。


また、寄付をしようと思いホームページに来た方にとって、どこから寄付をしたらいいのかわからないとストレスで、寄付を辞めてしまうかもしれません。


以下のような団体のホームページを参考に、寄付へのリンクボタンを設置してみてください。

 

NPO法人日本こども支援協会 様

NPO法人日本こども支援協会 様

deleteC 様

deleteC 様

POW JAPAN 様

POW JAPAN 様

まとめ

以上、「NPOはホームページを含むWebサイトで、どんなことに気をつけてページを作成したら、多くの寄付が集まるのか」でした。


ポイントは以下です。

①拡散よりも内容を重視する

②寄付募集ページには「事業内容」と「寄付金の使用用途」を明記する

③必ずトップページのすぐ目につくところに寄付募集ページのリンクボタンを設置する


非営利活動専門ホームページ制作・運用サービス「NPOWebider」では、寄付に強いホームページ制作をご提供しています。寄付をしやすい・したくなるホームページを作りたい!とお考えの団体様はお気軽にお問い合わせください。

 

▼この記事を書いた人

岡田 有加(okada yuka)

リタワークス株式会社 NPO事業部 コンテンツ制作担当

最近髪の毛を15cm切りました。